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オシロスコープの廃棄方法

使用しなくなったオシロスコープの処分は、個人・法人、機器の状態によって適切な方法が異なります。不適切な廃棄は環境問題や法令違反につながるため、正しい分類と手続きが必要です。適切なオシロスコープの廃棄・処分方法を、注意点と合わせて解説します。

自治体に処分してもらう

個人で使用していたオシロスコープの一般的な処分方法です。多くの場合、自治体の「粗大ゴミ」または「小型家電リサイクル」の対象となります。機器の大きさ(目安として一辺30cm)に応じて分類が変わるため、まずは自治体のルールを確認してください。

粗大ゴミの場合は、事前の申し込みと有料の処理券の購入が必要です。一方、小型家電リサイクルの場合は、役所や家電量販店などに設置された回収ボックスを利用でき、費用がかからない場合が多いです。ただし、事業所で使用されていたものは「産業廃棄物」となり、自治体では処分できないため注意が必要です。必ず自治体の公式情報を確認し、適切な手続きを踏みましょう。

販売店やメーカーに引き取ってもらう

新しいオシロスコープへの買い替えを検討している場合は、購入した販売店やメーカーが下取りやリサイクル回収サービスを提供していることがあります。メーカーによっては、自社の製品に対してリサイクルプログラムを設けており、古い機器を責任を持って適正に処理してくれます。これは環境保護の観点からも推奨される方法です。

また、計測機器の買取専門店に査定を依頼する方法も有効です。比較的新しいモデルや動作する機器であれば、売却益を得られる可能性があるため、廃棄費用をかけずに処分することが可能です。事前に各メーカーや販売店のウェブサイトでサービス内容や料金を確認しましょう。

なお、小型家電リサイクルの回収ボックスは家庭排出品のみ対象(無料のケースが多い)です。事業者は利用できません。

事業で使ったオシロスコープの処分方法

事業所や研究機関で使用されたオシロスコープは、「産業廃棄物」に分類され、自治体の一般ゴミや粗大ゴミとしては処分できません。必ず産業廃棄物収集運搬・処分業の許可を持つ専門業者に処理を委託する必要があります。

業者の選定後、排出事業者(事業所)は、処理が適正に行われたことを証明するためのマニフェスト(産業廃棄物管理票)を作成・交付する義務があります。不適切な処分は法律違反となるため、適切な業者選びと法的な手続きを厳守することが非常に重要です。

オシロスコープ廃棄時の注意点

バッテリーはリサイクルへ

多くのオシロスコープには、設定保持やポータブル利用のためにリチウムイオン電池やニッケル水素電池などの充電式バッテリーが内蔵されていることがあります。これらのバッテリーには有害物質が含まれており、環境汚染や火災事故を防ぐため、家庭ごみとして捨てずに、法律に基づいたリサイクルルートで処理することが求められています。

廃棄する際は、まず本体からバッテリーを取り外せるか確認し、取り外したバッテリーは、自治体の有害ごみや電池回収の指示に従うか、家電量販店やリサイクル協力店に設置されているリサイクルボックスを利用して適切に処分しましょう。 安全なリサイクルルートに乗せることが重要です。

事業用オシロスコープは自治体や家電リサイクルは利用不可

企業、学校、研究機関などの事業活動で使用されたオシロスコープは、そのサイズに関わらず「産業廃棄物」として扱われます。産業廃棄物は、個人宅の粗大ごみや不燃ごみとは異なり、各自治体の収集では処分できません。

処分する事業者は、産業廃棄物収集運搬・処分業の許可を持つ専門業者に処理を委託しましょう。さらに、処理の工程を管理・記録するためのマニフェスト(産業廃棄物管理票)を作成・交付する法的義務があります。不法投棄はもちろん、適切な手続きを踏まない処分は法的な罰則の対象となるため、厳格な対応が必要です。

買取前に故障箇所のチェックを行う

オシロスコープを廃棄ではなく買取業者に売却する場合、査定前に機器の状態を詳細に確認しておくことが重要です。特に、プローブの断線やチャンネルの入力不良、画面の焼き付きなど、動作に直結する故障箇所がないかチェックしましょう。

もし故障が見つかれば、隠さずに事前に業者へ申告することで、後のトラブルを避け、スムーズな取引につながります。また、キャリブレーション(校正)の有効期限や、付属品(電源コード、マニュアル、プローブなど)の有無も査定額に大きく影響するため、すべて揃えておくと高価買取の可能性が高まります。

まとめ

オシロスコープの処分は、使用者区分と機器の状態の確認が不可欠です。個人使用の場合は自治体の粗大ゴミや小型家電リサイクルへ、事業使用の場合は必ず「産業廃棄物」として専門業者に委託する必要があります。また、内蔵されているバッテリーは一般ゴミに出さず、必ずリサイクルルートに乗せましょう。

まだ使用可能な機器であれば、買取専門店やメーカーのリサイクルプログラムを利用することで、費用の削減や環境負荷の低減につながります。トラブルを避けるため、売却前には故障箇所の確認も怠らないようにしてください。

THREE SELECTIONS
【周波数帯域別】
オシロスコープメーカー3選

周波数帯域別におすすめのオシロスコープメーカー3社を紹介します。

周波数帯域
低帯域のイメージアイコン
教育機関など
数十MHz
の信号なら
低価格で基本性能を
しっかりカバー
リゴル
おすすめの製品一例
DS1000Z-E シリーズ
製品画像
引用元:リゴル公式サイト https://jp.rigol.com/jp/products/detail/DS1000Z-EX
周波数帯域200MHz
サンプルレート1GSa/s
チャネル数2
100MHz未満に
対応
  • 50〜100MHz帯域のモデルは、最低2チャネル・1GSa/sのサンプルレートを備え、電子回路の基礎学習や電子工作に必要な性能を発揮
  • 業界最安級の43,780円(税込)から購入できる低帯域・低価格モデルを展開し、初学者や教育機関でも導入しやすい
中帯域のイメージアイコン
自動車業界など
数百MHz
の信号なら
開発・検証用途に
幅広く対応可能
横河計測
おすすめの製品一例
DLM5000HDシリーズ
製品画像
引用元:横河計測公式サイト https://tmi.yokogawa.com/jp/solutions/products/oscilloscopes/digital-and-mixed-signal-oscilloscopes/dlm5000hd-series-mixed-signal-oscilloscope/
周波数帯域350MHz/500MHz
サンプルレート2.5GS/s
チャネル数最大16(2台連結)
200~500MHzを
カバー
  • ECUやセンサの信号を16bit×2台連結により最大16chでの同時記録が可能。部品設計の高速信号捕捉から、完成車テストの長時間測定まで、自動車開発の全フェーズに対応
  • インバーターなどの厳しいノイズ環境に強い「絶縁測定」技術を採用
高帯域のイメージアイコン
通信業界など
数GHz超
の高速信号なら
高速通信や
ジッタ解析に対応
キーサイト
おすすめの製品一例
UXR1004B Infiniium UXRシリーズ
製品画像
引用元:キーサイト公式サイト https://www.keysight.com/jp/ja/product/UXR1004B/infiniium-uxr-series-oscilloscope-100-ghz-4-channels.html
周波数帯域100GHz
サンプルレート256GSa/s
チャネル数4
最高110GHzまで
アップグレード可能
  • 5Gやミリ波、光通信機器などで使用される最大110GHzの高速信号に対し、逓倍器を用いずに最大256 GSa/sで細かにサンプリング
  • 上位モデルではジッタ測定、クロック・リカバリ機能搭載で、PHY層の通信規格テストを効率化
※参照元:インデックスプロ(https://www.indexpro.co.jp/Category/982)に掲載されているオシロスコープ販売メーカー17社の公式HPを調査(2025年6月12日調査時点)し、最も安いオシロスコープを取り扱うのがリゴル。
オシロスコープのイメージ写真

【周波数帯域別】

オシロスコープメーカー3選