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オシロスコープは中古品でもいい?

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オシロスコープは中古でもいい?

中古オシロスコープは、動作確認や校正履歴、保証の有無、付属品の状態などを事前に確認し、信頼できる販売元から購入すれば、問題なく使用できます。

本記事では、中古オシロスコープを購入する際のメリットやデメリット、選定時の注意点について解説します。

中古のオシロスコープのメリット

導入コストを大幅に削減できる

中古品の大きな魅力は、価格です。たとえば新品では数十万~数百万円クラスの中帯域機でも、中古なら半額以下で入手できることもあります。

コストを抑えつつ周波数帯域やサンプリングレートを妥協したくない自動車部品メーカーなどのエンジニアにとっては、限られた予算でプローブや追加チャネル用モジュールに投資できる余地が生まれます。

高専・大学・工業高校などの教育現場でも同様で、同じ予算で複数台を揃え、学生一人ひとりが操作できる環境の構築が容易です。

高性能モデルも導入しやすい

標準的な仕様の新品オシロスコープは、多くの場合在庫があり、比較的短納期で入手可能です。しかし、広帯域や特殊な解析機能を持つ高性能・カスタムモデルは、受注生産が基本となり、納期が数か月に及ぶケースも少なくありません。

中古市場の魅力は、こうした新品では納期が長くなりがちなモデルが、タイミングよく市場に出回っていれば、短納期で入手できる可能性がある点です。開発スケジュールが厳しい状況でも、必要なスペックのモデルを迅速に確保できるチャンスが広がります。

また、新品では予算的に手が出なかった高性能モデルも、中古であれば価格が抑えられ、導入のハードルが下がるという利点もあります。

生産終了のハイエンド機種が
入手できる

中古市場にはすでに生産終了したハイエンド機が流通していることがあり、過去モデルでも、帯域1 GHzクラスや混合信号解析機能(アナログ信号とデジタル信号を同時に測定・解析できる機能)を備えた機種があります。

こうしたモデルを選べば、自動車業界や電気電子系の開発現場で求められる測定にも対応可能です。

車載ECU(自動車の各種機能を制御する電子制御ユニット)によるCAN通信やPWM(パルス幅変調)信号、パワートレイン(モーターやインバータなどの駆動系)に含まれる高周波インバータ信号(高周波のスイッチング波形)などの測定にも対応できます。

環境負荷低減というCSR(企業の社会的責任)の観点や、コスト削減や効率的な設備投資としても、リユース品を活用するメリットは高いといえるでしょう。

中古のオシロスコープのデメリット

保証期間とサポートが限定的

購入時点でメーカー保証の対象外となっていたり、旧モデルの場合、メーカーによる技術サポートや修理対応がすでに終了しているケースもあります。

また、サポート終了後に発見された不具合や、PCとの接続で使用するドライバ・ファームウェアの互換性が確保されないままになるリスクもあるため、長期的な使用を前提とした導入には注意が必要です。

校正の実施状況や
証明の有無が不明確

オシロスコープは、定期的な校正によって、トレースビリティ(測定値が基準にさかのぼって確認できる状態)を維持することが前提です。

中古品は校正証明書が付属しないことがあるため、校正を別途依頼すると、追加費用と校正作業を完了するまでの待ち時間が発生します。そのため、運用コストを事前に試算しておくことが重要です。

最新モデルよりも
性能や機能面が劣る

近年のオシロスコープは、高解像度ディスプレイや高速なデジタル信号処理、拡張性の高いインターフェースなどを備えた機種も展開。

中古品は、これらの最新機能に対応していなかったり、外部連携のソフトウェアと本体に内蔵されている制御ソフト(ファームウェア)の更新が終了しているケースがあります。

最新技術を活用したい場合や、高精度な信号解析が求められる場面(たとえば高速通信機器の開発や自動車業界におけるミリ波レーダーの評価など)では、必要な性能によっては中古機種では対応が難しいケースもあります。事前に要求スペックと機種の対応状況をよく確認することが大切です。

中古のオシロスコープを
選ぶときの注意点

スペックが用途要件を
満たしているか確認

「周波数帯域」「サンプリングレート」「波形メモリ長」「チャネル数」は、測定対象の中でも要求の厳しい信号(ワーストケース)に対応できることが重要です。

例えば、信号の立ち上がりが非常に速い場合は、帯域とサンプリングレートが不足していると波形が正しく再現されません。また、複数の信号を同時に観測・比較する必要がある場合には、十分なチャネル数が求められます。

可能であれば購入前にデモ機で実波形を取り、観測対象に対して十分な周波数帯域が確保されているかを確認しておくと、導入後に波形が正しく観測できないといったトラブルを防げるため、安心です。

校正履歴・付属品の有無を確認

校正履歴から、機器がどのような環境・頻度で使われてきたかを推測できるため、主要な消耗部品(ファンなど)の状態を判断する材料になります。

最新校正日、使用時間、ファンや電源部の交換履歴を提示してもらい、必要であれば、JCSS(計量法に基づくトレーサビリティを確保するための校正制度)や、社外ISO校正を追加しましょう。

付属のプローブ・電源コード・オプションライセンスが揃っているかをリスト化し、別途手配が必要な場合のコストを事前に試算しておくと安心です。

ファームウェアと
メーカーサポート状況を確認

中古オシロスコープを導入する際は、保証やサポートが限定されるというリスクに備え、以下の点を事前に確認しておくことが重要です。

  • 現在のファームウェアバージョンと、最新バージョンへのアップデート可否
  • メーカーのサポート提供状況(終了時期を含む)
  • 修理パーツや校正対応の有無

特に長期運用が前提となる現場では、メーカー保証やサポートが確保された「メーカー認定のリファービッシュ品」の活用が有効です。保証延長や最新ファームウェアの適用により、一般的な中古品よりも高い信頼性が期待できます。

販売元が信頼できるかを確認

購入後のトラブルを防ぐためには、信頼性のある販売元から導入することが不可欠。 販売元の評判や取引実績にくわえて、動作確認済みかどうか、事前校正の有無、提供される保証内容などを事前に確認しておくと安心です。

一方で、個人出品や汎用ECサイト経由の取引では、製品の状態やサポート対応が不明確なことも。取引前に販売元へ問い合わせを行い、説明の丁寧さや技術的な知識の有無などを踏まえて、信頼性を見極める必要があります。

中古のオシロスコープを販売している店舗

2026年2月12日にGoogleで「オシロスコープ 中古販売 取扱店舗」と検索し、全6ページの結果から、
「店舗およびメーカーが直接運営しているページであること」と
「オシロスコープの中古販売を行っていることが明確に確認できたこと」という条件を満たした店舗を選定しました。

横河レンタ・リース

運営会社名 横河レンタ・リース株式会社
運営会社本社所在地 東京都新宿区西新宿1-23-7 新宿ファーストウエスト4F
サイトURL https://www.yrl.com/

計測器ランド本店

運営会社名 東洋計測器株式会社
運営会社本社所在地 東京都千代田区外神田1-3-12 計測器ランドビル
実店舗の住所 東京都千代田区外神田1-3-12 計測器ランドビル1F
Google Map
サイトURL https://www.keisokuki-land.co.jp/

スターテクノロジー

運営会社名 スターテクノロジー株式会社
運営会社本社所在地 東京都台東区台東2-4-5
実店舗の住所 東京都台東区台東2-4-5
Google Map
サイトURL >https://startechnology.jp/

計測器ワールド

運営会社名 日本電計株式会社
運営会社本社所在地 東京都台東区上野5-14-12 NDビル
実店舗の住所 東京都台東区上野5-14-12 NDビル3階
Google Map
サイトURL https://www.keisokuki-world.jp/

アイアールシー

運営会社名 アイアールシー株式会社
運営会社本社所在地 山梨県都留市玉川741-2
サイトURL https://ircforall.net/

メジャー

運営会社名 株式会社メジャー
運営会社本社所在地 大阪市淀川区宮原5-1-28
サイトURL https://www.wartech.co.jp/

アイジー

運営会社名 株式会社アイジー
運営会社本社所在地 埼玉県川口市戸塚鋏町5-28-101
サイトURL http://igsoku.com/

ソクラボ

運営会社名 株式会社日本中古計測器
運営会社本社所在地 埼玉県川口市差間1-9-21
実店舗の住所 埼玉県川口市差間1-9-21
サイトURL https://www.sokulab.shop/

マルツ電波

運営会社名 株式会社マルツ電波
運営会社本社所在地 福井市豊島2-6-7
実店舗の住所 横浜営業所:神奈川県横浜市西区中央2-40-15 葵ビル2F
サイトURL https://marutsu-tm.jp/used/

中古研究機.com

運営会社名 株式会社TAKIHARA
運営会社本社所在地 神奈川県海老名市杉久保北4丁目3番1-103
実店舗の住所 神奈川県伊勢原市 桜台1丁目20-4 深瀬ビル1階(伊勢原営業所)
サイトURL https://used-lab.com/

レックス

運営会社名 株式会社レックス
運営会社本社所在地 兵庫県西宮市西宮浜3-29
実店舗の住所 東京都江東区深川2-23-17 1F(東京営業所)
サイトURL https://www.rex-rental.jp/

測定器市場

運営会社名 メディア計測株式会社
運営会社本社所在地 神奈川県相模原市南区東林間5-4-5 スペース1ビル 5階
サイトURL http://sokuteiki-market.com/

AXEL

運営会社名 アズワン株式会社
運営会社本社所在地 大阪市西区江戸堀二丁目1番27号
サイトURL https://axel.as-1.co.jp/

山陽電子商会

運営会社名 山陽電子商会
運営会社本社所在地 岡山県笠岡市笠岡514
実店舗の住所 岡山県笠岡市笠岡514
サイトURL https://www.sanyo-densi.com/

アイラテック

運営会社名 東京理化器械株式会社
運営会社本社所在地 埼玉県北足立郡伊奈町大針223
サイトURL https://www.eyelatec.jp/

シリコンハウス

運営会社名 共立電子産業株式会社
運営会社本社所在地 大阪市浪速区日本橋西2-5-1
実店舗の住所 大阪市浪速区日本橋5-8-26
サイトURL https://silicon.kyohritsu.com/

SMFLレンタル

運営会社名 SMFLレンタル株式会社
運営会社本社所在地 東京都千代田区一ツ橋二丁目1番1号
サイトURL https://www.smfl-r.co.jp/

Kokyo

運営会社名 株式会社光響
運営会社本社所在地 京都市伏見区竹田西段川原町131番
サイトURL https://www.symphotony.com/

中古機器買取販売市場

運営会社名 中古機械買取販売株式会社
運営会社本社所在地 東京都豊島区西巣鴨3-24-7-307
サイトURL https://www.chukoichi.com/

共立エレショップ

運営会社名 共立電子産業株式会社
運営会社本社所在地 大阪市浪速区日本橋西2-5-1
サイトURL https://eleshop.jp/shop/

コムサーチ

運営会社名 株式会社コムサーチ
運営会社本社所在地 東京都大田区池上1-29-8 川口ビル2F
サイトURL http://www.comsearch.co.jp/

テクノミックス

運営会社名 テクノミックス株式会社
運営会社本社所在地 東京都中央区日本橋浜町1-10-2 日本橋NSビル 2F
サイトURL https://www.technomix.co.jp/

予算や納期の制約がある現場では
中古も有効

中古オシロスコープは、生産終了モデルなども安価に導入しやすく、予算や納期の制約がある現場で有効な選択肢といえます。

ただし、保証期間やサポート体制は新品に比べて限定されており、校正状態や付属品の有無にも注意が必要です。また、最新モデルと比べると、性能や機能面で見劣りする場合もあります。

中古を購入する際には、販売元の信頼性を見極めるとともに、用途に合った性能要件を定量化しましょう。校正履歴・付属品・ファームウェアの状態、保証やサポートの有無までを含め、総合的に確認しておくと、想定外の追加コストや測定時のトラブルの軽減につながります。

また、予算や納期に制限がない場合は、測定対象に適したスペックの新品モデルを導入すると、高速信号や高周波成分も高精度に測定でき、将来的な拡張にも対応しやすくなります。

POINT
周波数帯域別
オシロスコープメーカー
3選

オシロスコープは、測定したい信号の周波数帯域によって選ぶべき製品が異なります。メーカーごとに取り扱う製品の強みや、対応している周波数帯域も様々です。

当メディアでは、周波数帯域別におすすめのオシロスコープメーカー3社を紹介しています。自社の用途に合わせたオシロスコープメーカー選びに、ぜひご活用ください。

THREE SELECTIONS
【周波数帯域別】
オシロスコープメーカー3選

周波数帯域別におすすめのオシロスコープメーカー3社を紹介します。

周波数帯域
低帯域のイメージアイコン
教育機関など
数十MHz
の信号なら
低価格で基本性能を
しっかりカバー
リゴル
おすすめの製品一例
DS1000Z-E シリーズ
製品画像
引用元:リゴル公式サイト https://jp.rigol.com/jp/products/detail/DS1000Z-EX
周波数帯域200MHz
サンプルレート1GSa/s
チャネル数2
100MHz未満に
対応
  • 50〜100MHz帯域のモデルは、最低2チャネル・1GSa/sのサンプルレートを備え、電子回路の基礎学習や電子工作に必要な性能を発揮
  • 業界最安級の43,780円(税込)から購入できる低帯域・低価格モデルを展開し、初学者や教育機関でも導入しやすい
中帯域のイメージアイコン
自動車業界など
数百MHz
の信号なら
開発・検証用途に
幅広く対応可能
横河計測
おすすめの製品一例
DLM5000HDシリーズ
製品画像
引用元:横河計測公式サイト https://tmi.yokogawa.com/jp/solutions/products/oscilloscopes/digital-and-mixed-signal-oscilloscopes/dlm5000hd-series-mixed-signal-oscilloscope/
周波数帯域350MHz/500MHz
サンプルレート2.5GS/s
チャネル数最大16(2台連結)
200~500MHzを
カバー
  • ECUやセンサの信号を16bit×2台連結により最大16chでの同時記録が可能。部品設計の高速信号捕捉から、完成車テストの長時間測定まで、自動車開発の全フェーズに対応
  • インバーターなどの厳しいノイズ環境に強い「絶縁測定」技術を採用
高帯域のイメージアイコン
通信業界など
数GHz超
の高速信号なら
高速通信や
ジッタ解析に対応
キーサイト
おすすめの製品一例
UXR1004B Infiniium UXRシリーズ
製品画像
引用元:キーサイト公式サイト https://www.keysight.com/jp/ja/product/UXR1004B/infiniium-uxr-series-oscilloscope-100-ghz-4-channels.html
周波数帯域100GHz
サンプルレート256GSa/s
チャネル数4
最高110GHzまで
アップグレード可能
  • 5Gやミリ波、光通信機器などで使用される最大110GHzの高速信号に対し、逓倍器を用いずに最大256 GSa/sで細かにサンプリング
  • 上位モデルではジッタ測定、クロック・リカバリ機能搭載で、PHY層の通信規格テストを効率化
※参照元:インデックスプロ(https://www.indexpro.co.jp/Category/982)に掲載されているオシロスコープ販売メーカー17社の公式HPを調査(2025年6月12日調査時点)し、最も安いオシロスコープを取り扱うのがリゴル。
オシロスコープのイメージ写真

【周波数帯域別】

オシロスコープメーカー3選